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ボーナスカットで深夜のガテン系バイトに勤しむ父「苦にはなりません」

 本業の年収が700万円ながら、派遣会社に登録し、日夜ガテン系バイトに勤しむのが、コンサルティング会社で働く守谷隆さん(仮名・51歳)。高収入なのに、なぜ副業に至ったのか?

「住宅ローンや子供の教育費が原因です。家を買ったはいいものの、不景気で給料やボーナスはダウンし、月々15万円のローンの支払いがキツくて。51歳にして残債はまだ2500万円あります。子供も3人いて私立に通わせたり、家庭教師をつけたりと、いろいろお金がかかってしまって……」

 そこで3年前から始めたのが、登録制の派遣バイトだったという。

「業種はオフィスやレストランなどの清掃からイベント設営、工場勤務などを中心に選んでいます。昼間は本業があるので派遣の仕事は深夜勤務のものを選ぶことが多く、月に10~15日ほど働いています。平日は夕方17時頃に本業が終わって軽く仮眠をとった後、夜22時頃から朝方までバイト。始発で自宅に帰って軽く仮眠を取って、また朝から本業の仕事を開始します。本業との両立で一番の問題は睡眠時間の確保で、どうしても眠いときは山手線で1周しながら仮眠を取ったり、晴れた日は公園のベンチで横になることもありますよ。昼夜問わずこれだけ働いているとさすがにいつも眠いのが悩みですが、本業の雇用形態が業務委託契約で時間の融通がきくため、こまめに仮眠がとれるので助かっています」

 一見過酷に見える肉体労働だが、守谷さんの表情は明るい。

「ガテン系のバイトは働けばすぐにお金が入るし、時間も自分で指定できる。1回入れば、1万円前後もらえるんです。本業の延長のような仕事もいいのですが、体を動かすのも好きなので、苦にはなりません。それに派遣は、仕事をしたい日にすぐ入れて便利なんです。派遣先ではいろんな会社の裏側も見られるし、今まで会ったことがないタイプの人にもたくさん出会える。会社員をやっているだけでは見られなかった世界は、けっこう面白いですね」

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日刊SPA!より引用

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