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世界で「最も稼ぐテニス選手」 錦織圭が年収24億円で7位

フォーブスは昨年6月から1年間のプロテニス選手の年収を調査。そのランキングを発表した。テニスは数あるスポーツの中でも企業からの広告収入の多さで知られる。上位12名の賞金額の総計は7100万ドル(約86億円)だが、彼らの広告収入の総計は2億1600万ドル(約262億円)にのぼる。

米国ではバスケットボールや野球の人気に押され気味のテニスだが、ヨーロッパやラテンアメリカではサッカーに次ぐ人気となっている。ここにあげた12名の選手は10カ国にまたがり、そのうち5名が女性選手だ。

テニスはまた年収の高い層が好むスポーツであることも企業広告獲得での強みとなっている。USオープンの観客の平均年収は16万1千ドル(約1952万円)に達しており、その8割が大卒以上の学歴を持っている。

今回のランキングでは日本の錦織圭が年収総額1950万ドル(約24億円)で7位に入った。錦織は昨年11月にトップ5入りを果たし、その3ヶ月後には自身の最高順位となる4位の座を獲得した。彼は本ランキングにおいて初めて上位10名に入ったテニス選手としても知られている。

日本最高のテニス選手である彼はユニクロやウィルソン、日産、アディダス、デルタ航空、ジャガー、タグ・ホイヤーなど14社の大手企業と契約を締結中。2020年の東京五輪での活躍も期待される彼は今夏、五輪スポンサーのプロクター・アンド・ギャンブルと契約を結んだ。下記に上位12名のリストを掲載する。

第1位:ロジャー・フェデラー(スイス)
総収入額:6700万ドル
賞金総額:900万ドル
スポンサー契約料:5800万ドル

第2位:ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
総収入額:4820万ドル
賞金総額:1720万ドル
スポンサー契約料:3100万ドル

第3位:ラファエル・ナダル(スペイン)
総収入額:3250万ドル
賞金総額:450万ドル
スポンサー契約料:2800万ドル

第4位:マリア・シャラポワ(ロシア)
総収入額:2970万ドル
賞金総額:670万ドル
スポンサー契約料:2300万ドル

第5位:セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
総収入額:2460万ドル
賞金総額:1160万ドル
スポンサー契約料:1300万ドル

第6位:アンディ・マレー(イギリス)
総収入額:2230万ドル
賞金総額:630万ドル
スポンサー契約料:1600万ドル

第7位:錦織圭(日本)
総収入額:1950万ドル
賞金総額:450万ドル
スポンサー契約料:1500万ドル

第8位:キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)
総収入額:1460万ドル
賞金総額:360万ドル
スポンサー契約料:1100万ドル

第9位:スタン・ワウリンカ(スイス)
総収入額:1110万ドル
賞金総額:360万ドル
スポンサー契約料:750万ドル

第10位:アナ・イバノビッチ(セルビア)
総収入額:830万ドル
賞金総額:180万ドル
スポンサー契約料:650万ドル

第11位:グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)
総収入額:780万ドル
賞金総額:230万ドル
スポンサー契約料:550万ドル

第12位:ペトラ・クビトバ(チェコ)
総収入額:770万ドル
賞金総額:590万ドル
スポンサー契約料:1800万ドル


文=カート・バーデンハウゼン(Forbes)/ 翻訳編集=上田裕資


Forbesより引用

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