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ゆとり社員vsバブル社員「希望する年収額や出世に対するギャップ」
「ちょっと叱っただけで辞めてしまった。ゆとりは本当に根性がない」というバブル世代の中年男性。
会社組織の中で過ごしてきたオジサンたちからすれば、今の若者は“常識はずれ”に見えるのも分かります。しかしゆとり世代からみれば、バブルのオジサンだってかなり非常識。
そこで今回は、ゆとり社員とバブル社員の仕事に対する意識の違いを調査。両者の考え方のギャップを分析してみました。
■出世したい バブル:61%、ゆとり:40%
バブル社員の社会人に、「あなたは入社当時、出世したいと思っていましたか?」と聞くと、61%が「出世したいと思っていた」と回答。
一方で、ゆとり社員に同じ質問をすると、「出世したいと思う」と答えた人は40%にとどまり、「役職は気にしない」が60%と半数を超えました。
出世意欲は、バブル社員のほうが高め。別の調査によると、最近の若手社員は、入社当初から「出世欲のある人とない人」に二極化するという結果も明らかになっています。
バブル社員にとって、「出世=偉くなること」という明確な目標に向かって頑張るのが当たり前でした。しかし右肩下がりの経済成長のなかで大人になったゆとり社員にとっては、「出世=目標」の方程式は必ずしも成り立ちません。
「必死になって働いても報われるとは限らない。だったら、無理をない範囲で、好きな仕事を楽しくしたい」と考えるのも当然なのかもしれません。
■希望する年収額 バブル:1000万、ゆとり:400万未満
続いて、バブル社員に「あなたは新入社員の時に、どのぐらいの年収額を稼ぎたいと思っていましたか?」と聞いたところ、最も多かった回答は「1000万円」で41%。
一方で、ゆとり社員に「どれぐらいの年収額を稼ぎたいと思っていますか?」と聞くと、「~400万円」と答えた人が最も多く、46%にのぼりました。
給与に対しても、バブル社員は貪欲である一方、ゆとり社員については、暮らしていけるだけでOKと考える“現実的な人”が多いようです。
■仕事に求めるもの バブル:給与、ゆとり:人間関係
さらに、「仕事に求めるもの」を調査してみると、両者ともにトップは、「やりがいが感じられること」。
それ以外の項目では、バブル社員は、「高い給与がもらえること」(47%)、「仕事を通じて知識やスキルが身につけられること」(28%)、「人間的に成長できること」(25%)などが上位に。
一方で、ゆとり社員は、「会社の人間関係が良好であること」(44%)と半数近くに。バブル社員で同じ回答をしたのはわずか20%であり、ゆとり社員は、より「人間関係」を重視する傾向があるようです。
ゆとり社員とバブル社員には、仕事に対してかなり意識の差があることが分かりましたね。「上司は全然自分のことを理解してくれない!」「最近の若者は・・・」などと嘆くだけでなく、ギャップを埋めるためのコミュニケーションを大切にしていきたいものです。