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仕事の成果を出したいなら、「副業」をしたほうが良い

 最近、まわりで「給料以外の稼ぎ」を得ている人が増えてきているように感じる。人材紹介業であるインテリジェンス社の調べによれば、最近では若手社員の5人に1人は副業をしている、という。だが、個人的な感覚としては、正直もっと多くの人が副業をしていてもおかしくないと思う。

 それにしても、副業とは一体なにをやっているのだろうか。実際は、ほんとうに単純だ。よく聞くのは、次のようなものだ。
•YouTubeでゲーム実況をやって稼いでいます
•ブログを書いて、アフィリエイトで稼いでいます
•自分でつくった小物をネットショップに出品して稼いでいます
•自分の部屋を貸し出すWebサービスを使っています
•クラウドソーシングでちょっとした開発やデザインの仕事を受けています
•小説を書いて、電子書籍を出版しています
•写真を撮って、それをサイトで売っています

 ただし、仕事を辞めても生活していけるほどに稼いでいる人はまれだ。それでも副業の稼ぎの平均は月4.3万円と、年間に通算すれば50万円ほどになるのだからバカにならない額だ。

 しかし、副業をしたほうが良い理由は、お金ではない。もっと重要な理由は、「稼ぐ練習」ができることにある。

 「稼ぐ練習」とは、すなわち、自分で商品をつくり、販売を行い、代金を回収して再投資をする、そのサイクルの体験だ。サラリーマンは、会社内では分業で行っているため、どうしても稼ぐ力が弱い。

 だが、変化が早い現在の世の中で、1つの会社のなかだけで、求められたことをやり続けることしか知らないのは、どう考えてもリスクが高い。

 会社の寿命はますます短くなり、働く年数よりも、会社が存続する年数のほうがはるかに短い。結局のところ、人生を勤め先に委ねることは、あなたの人生を会社の都合、上司の都合に合わせる、ということと同じだ。

「スマート・クリエイティブ」という人材

 「稼ぐ力」は、技術者にも求められている。例えば、Googleが求めるのは「スマート・クリエイティブ」という人材だ。Google会長のエリック・シュミットの著書には次のように書かれている。


 では、この「スマート・クリエイティブ」というのは、具体的にどんな人間なのか。スマート・クリエイティブは、自分の“商売道具”を使いこなすための高度な専門知識を持っており、経験値も高い。
(中略)
 医師、デザイナー、科学者、映画監督、エンジニア、シェフ、数学者などがスマート・クリエイティブになるかもしれない。実行力に優れ、単にコンセプトを考えるだけでなく、プロトタイプをつくる人間だ。
(中略)
 ビジネス感覚も優れている。専門知識をプロダクトの優位性や事業の成功と結び付けて考えることができ、その全てが重要であることを分かっている。
(出典 『How Google Works』日本経済新聞出版社より)

 一見、「スマート・クリエイティブ」はハードルが高いが、実は「副業で稼ぐ人」とやっていることはあまり変わらない。つくり、告知し、売る。それはとてもクリエイティブな活動だ。

 同じように、私は訪問した数々の会社で「自分で商品をつくって、告知して、売って」をやっていた人に出会ってきた。私はそのような人たちに非常に魅力を感じる。彼らは、会社の成果と自分の活動を結び付けることができるからだ。

 「なぜ、自分のつくったものは売れないのか?」
 「なぜ、自分のつくったものは読まれないのか?」
 「なぜ、自分のつくったものは使われないのか?」

 そういったことを考え抜き、修正して、やり続けることは、もっとも効率の良いビジネススキルアップの方法だ。

 休日にゲームをしたり、テレビを見たり、ショッピングを楽しんだりして「消費」を楽しむのも大いにけっこうなことだ。しかし、ほんとうの意味で「これからの時代に対応する力」を身につけるのであれば、「自分でつくって、告知して、売る」ということを積極的にやってみても良いのではないかと強く思う。

ITmediaより引用

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